コラム COLUMN
【 工務店さん不動産会社さんとともに住宅業界を盛り上げる 】その125
住宅のメンテナンスサイクルや住宅設備の交換サイクルが短くなる!?
コロナの影響でステイホーム、テレワークが増え、家にいる時間が急激に増加しました。
そうすると、家の設備を多く使うことになるので、耐用年数が短くなることが考えられます。
今までは、昼間は仕事で家には誰もいなかったところが、一日中、家に居るわけなので、設備の使用時間が2倍に増える。
単純に、耐用年数が半分になったりする可能性が出てくるわけです。
考えてみれば、建築材料には、業務用と住宅用と二つあるのです。
一般住宅に業務用など使うことはないと思いますが、業務用はその使用頻度が高く設計されていますので、短時間の繰り返し使用にも耐えられるようになっています。
例えば、建具の金物がそうですね。開け閉めが多い業務用の耐久性は高く設計されています。
家電製品でいえば、コンビニにある電子レンジが分かりやすいですが、業務用なので、短時間繰り返し利用に耐えられる設計ですが、家庭用はそれができません。
建材メーカーさんがこのあたり、どう考えているのか・・・耐久性を高める商品を出すか、今まで通りで、交換サイクルを短くして販売量を増やすか!?
個人的には、後者なような気がしていますが・・・。
日本では、住宅系建築材料の耐久性・・・特に、設備系では、あまり、着目されていないかもしれません。
耐久性をアピールしても、あまり、評価されないのかもです。
壊れたら買い替えるという風習が日本にはあります。
同じカテゴリーの商品、例えば、エコキュートでも、メーカーによって、相当なる耐久性の違いがあると思いますが、ほとんど、知られていないこと。私自身はこのあたり、とても重視していて、エコキュートはダイキンと決めているのですが。
技術力が高い日本のメーカーが耐久性の高い商品を作れないとも思えないのですが、そうではない商品を出すのは、メーカーの策略なのか、単純に技術力が無いのか・・・。
耐久性資材・・・今後も着目していきたいと思います。