クラシア

COLUMN

【 工務店さん不動産会社さんとともに住宅業界を盛り上げる 】その354

2021.5.17

工務店支援

工務店さんの新たなビジネスモデルを考える ★その128
家の寿命を延ばすを考える ★その5
頂きました貴重なご意見を継続していきます。
【ご意見】
日本は、建物の資産価値は減価償却理論で減るのが当たり前だと許容しており、土地にしか価値を示さない社会になってしまったがために、建物の維持管理に再投資する(=DIYで更新する)こともせず、土地を細分化してでも無理やり住宅を埋め込むような、周辺の住環境悪化を平気で行うため、益々使い捨て住宅が増えていく悪循環に陥っています。※ここまで。
長年、新築ありきの住宅政策が続いたこともあり、日本人は新築を好む文化が根付いています。
そもそも、住宅の価値評価を減価償却と結びつけること自体がナンセンスだと思います。
減価償却とは、使用するにつれて、財としての価値を減ずるのを費用に計上し、新しいのと替える場合に備える、会計手続きという定義です。
税制上、経費計上できるという話であって、実際の建物の価値評価・耐久性とは全く関係ありません。
税制上の経費計上の話ありきになってしまうので、おかしなことになるのです。
節税対策できるから本当にメリットがあるのかどうか・・・
居住費のトータルコストを考えると、そうではないと思います。
切り離すことを最初にやるべきかと思います。