コラム COLUMN
【 工務店さん不動産会社さんとともに住宅業界を盛り上げる 】その356
2021.5.19
工務店さんの新たなビジネスモデルを考える ★その130
家の寿命を延ばすを考える ★その7
賃貸住宅経営の考え方を自宅購入で取り入れれば、家の寿命も長くなり、既存住宅流通も盛んになる。
賃貸住宅を経営するときの大きな指標は利回りです。
仮に利回り10%とすると、10年間で初期投資を回収できることになりますが、
これは全額自己資金の場合で、
銀行融資であれば、金利負担分が控除され、例えば、金利が3%であれば、利回り7%となります。
さらに、管理費用、メンテナンス費用も考慮して考えていきます。
メンテナンス費用をかける目的は、賃貸住宅の寿命を延ばすという側面もありますが、
それ以上に、入居者確保ということが大きいと思います。
共用部がきれいであること、専用部も内装も設備も定期的な更新を行わないと、新規の入居者も確保できません。
賃貸住宅では、入居率を高めることがいちばんの目的であり、結果、家賃収入の安定につながります。
この考え方を自宅に置き換えると、将来、高く売却できることになってきます。
そのために何をすれば良いのか・・・賃貸住宅と全く同じだと思います。
分譲マンションはそれが出来ていますが、戸建ては全く出来ていません。
まずは、分譲マンションや賃貸住宅で行っていることを取り入れることが、わかりやすいスタートだと思います。