クラシア

COLUMN

【 工務店さん不動産会社さんとともに住宅業界を盛り上げる 】その459

2021.8.30

工務店支援

エビデンスをどこまで要求するか。
住宅で、新たな建材、新たな工法を採用する際、
その性能を証明する様々な手法がありますが、
その証明をどこまで確認して採用するのが一般的でしょうか。
エビデンスとは証拠、根拠という意味ですが、
例えば塗料の性能に係るエビデンスといえば、
耐候性試験などが該当すると思います。
実験施設で仮想の試験を行い、耐候性10年などを設定します。
あくまで、実験施設での試験結果なので、
実際に10年間、試験をしたわけではありません。
試験と実際は異なるので、試験結果よりも低めの性能表示をすることが多いと思います。
新しいものはこういったエビデンスを設定し、性能表示をもって、販売を開始します。
工務店さんが新たな素材、工法を導入する際に、どこまでエビデンスを要求し、確認していますでしょうか。
または、他社が採用しているから、自社でも採用しようという判断もあると思いますし、
薦められたから採用するということもあると思います。
エビデンスには要求の仕方、どこまで要求すべきかなど、多種多様ですので、
自社なりの判断基準を整備すると、材料選定の間違えが減ってくると思います。