コラム COLUMN
【 工務店さん不動産会社さんとともに住宅業界を盛り上げる 】その462
2021.9.2
ビル建築と住宅建築は違いが多すぎる。
私自身、ビル建築から建築の世界に飛び込み、
今では住宅業界でお世話になっている流れとなりますが、
日々感じることは、違いが多いということです。
ビル建築では当然に当たり前に行っていることが、
住宅では行わないことが多いということ。
設計図書の濃度、積算の詳細レベル、現場管理の深さ、材料の品質検査の有無、現場検査の濃度など、
全てにおいてその濃度が異なっています。
ビル建築と住宅建築ではその濃度が違うのはそうだとは思いますが、
やる、やらないの前提条件が整っていない状態でやらない、
ということが多々起きています。
前提条件とはそうなった根拠が明確か否かということですが、
なぜ、必要ないのかという理解が出来ていないまま、
昔からそうだったから、今もそうしているということが多いと思います。
建築技術者としての最低限の技術レベルの保持、
住宅業界全体の課題として真剣に取り組まねばならないと感じております。