コラム COLUMN
【 工務店さん不動産会社さんとともに住宅業界を盛り上げる 】その533
2021.11.13
既存住宅の流通促進を阻害しているもの★その7(最終回)
安心があるか否か。
新築ではなく、既存住宅(中古住宅)の場合、
不安に思うことを払拭することが最重要です。
昨日お伝えした、各種エビデンスが整っていること、
そして、最後の砦である、保証制度があること、
ここが最も重要だと考えます。
既存住宅を購入して、不具合が見つかった場合、
それを修補することになりますが、
誰が修補するのか、ということになります。
新築工事の請負会社が無料で修補してくれれば問題ありませんが、
その会社が倒産、廃業している場合、対応不可になります。
そうすると、元の持ち主(売主)との協議になりますが、
スムーズに解決するとは思えません。
こういった場合に役に立つのが保証制度になってきます。
建物の不具合を長期的に保証してくれる保証制度ですが、
建物の所有者が変わっても、保証を引き継ぐことができるため、
既存住宅を購入した方も安心できることになりますし、
元の持ち主(売主)も安心だと思います。
新築で建てた建築主、既存住宅を購入した人、元請工務店さん、分譲住宅の売主さん、
全ての方が安心できる、長期保証の制度がそれを実現させます。
安心があれば、既存住宅の流通促進は加速すると思います。