クラシア

COLUMN

【 工務店さん不動産会社さんとともに住宅業界を盛り上げる 】その543

2021.11.23

工務店支援

難易度が高いと競合が少ない。
住宅事業の中では事業ごとに、その難易度が異なります。
中でも難易度が高いもの、
大規模改修、いわゆる、フルリノベーションです。
難易度が高いので、取り組む工務店さんが少ない、
結果的に競合が少ないという状況になってきます。
技術力、経験値も高度なものが必要で、
工事着手前に、解体前に、隠蔽部の想像、想定が必要で、
計画、見積もりでも、予測できる問題点の事前提示が必要になってきます。
私自身、かつて、公共事業の移転補償金の算定業務に携わっていたことがありますが、
隠蔽部を想像して、設計図が無い状態で、想像して図面を起こしなおす、
という仕事をしていた時期があります。
特に、躯体の納まりを原寸で理解していないと出来ないレベルで、
構造種別もRC造、S造、木造など多様な対応が必要で、
仕上がりを見て、何造なのか、判断して、矩形図を作図していきます。
それなりの現場経験、設計経験を積み重ねれば、再現は可能だと思います。
フルリノベーションはそれなりの経験者であれば出来る、
競合が少ないので、価格勝負にもなりにくいため、
新築で価格勝負に巻き込まれている場合、
ぜひ、チャレンジして頂きたい領域です。