コラム COLUMN
【 工務店さん不動産会社さんとともに住宅業界を盛り上げる 】その549
2021.11.29
標準仕様以外の部材検討に使う時間は予測できますか。
住宅で使用する建材、
標準仕様のものと、それ以外のお客様の希望によるもの、
大きくこの二つに分けられると思います。
標準仕様のものは最初の部材選定でも工数を掛けて検討し、
繰り返し使用するので慣れているのでスムーズに進みますが、
選定から設計時の納まりチェック、見積もり取得、現場での納まりチェックなど、
標準仕様とはかけ離れたほど、工数を必要とします。
これが一つだけであっても相応の工数を要しますが、
複数ある場合、相当なる工数が必要となってきます。
候補として複数選定し、お客様への提案、金額比較まで含めると、
必要工数の時間予測はより困難になってきます。
提案をお客様に選んで頂けなければ、これを繰り返し行い、
工数はさらに重ねられることになってきます。
自社の住宅商品の条件として、どこまでイレギュラーを受け入れるか、
ある程度の制限をかけることで、コストオーバーを防ぐことにつながってきます。
完全フルオーダーという言葉を聞きますが、
部材選定までフルオーダーなのでしょうか・・・
対応できる部材選定の範囲を限定的にすることで、
設計、工事等のコストを予測できるようにする、
そして、イレギュラー対応の費用を予め見込んでおくことが大切だと思います。