コラム COLUMN
【 工務店さん不動産会社さんとともに住宅業界を盛り上げる 】その565
2021.12.15
設計・見積り前の現地調査。
とても重要な調査ですが見落とすと大変なことになります。
特に住宅の場合に気を付けること、
前面道路の幅員があげられます。
道路後退(セットバック)があると敷地の有効面積が減りますので、
設計上、大きな影響を受けることになってきます。
そして、道路といえば、敷地までの道路幅員も重要です。
幅員が狭い場合、工事車両のサイズにも影響でますので、
例えば、2t車しかアプローチできないなど、
運搬費と工法に影響が出てきます。
さらに、敷地の高低差、
前面道路との高低差もそうですが、隣地との高低差は見落としがちだと思います。
高低差を吸収するための擁壁も確認が取れていないものも多いので、
基礎や杭の設計時に間違える原因にもなってきます。
あとは、建て方時にレッカーが使用可能かも重要です。
電線や電柱などの障害物があると、レッカーのサイズや、そもそも、レッカーが使用できないなど、
現地調査の見落としが出る前提で、写真をとにかくたくさん撮影することがおススメです。
あらゆる角度、あらゆる高さからの撮影です。
私自身、現地調査時には写真を撮りまくることを常としていますが、
後々、必ず役に立つときがくると思います。