コラム COLUMN
【 工務店さん不動産会社さんとともに住宅業界を盛り上げる 】その257
2021.2.9
工務店さんの新たなビジネスモデルを考える ★その31
「本質」を追求した家とは★その17
施工品質を向上させる。
自動車は工場で環境が整った状態で製造するので、その品質、完成度には一定の高さがあります。
対して、建築では、現場で施工することになるので、大きくは天候や人に左右されることになります。
完成度の高い自動車ですら、定期点検や車検といった、ここまでやる必要ないと思われるほど、チェックが入ります。
最近の自動車は完成度が高いので、修理することも殆どなく、オイル交換などをする程度です。
定期点検や車検のサイクルをもっと延ばしても良いと思うくらいです。
住宅では、その建築過程の環境確保が難しい場面が多くあり、品質確保には工夫が必要です。
例えば、同じ納まりを繰り返すこと、同じ材料を繰り返し使用することで、エラーが出た時に修正を繰り返し、その完成度が高まります。
毎回、違う納まり、違う材料だと、どうしても、その完成度が高まることが遠のいてしまう傾向があります。
見た目、デザインなど商品バリエーションが異なることは避けられないとすると、その根本的な部分、構造や防水の考え方、断熱性能など、家の基本的な部分については、統一性を持たせた方が品質向上につながってきます。
構造や防水、断熱性能などはいちどエラーが出てしまうと、完成済住宅の場合、修正がかなり難しいと思います。
家の基本的部分の統一を図ることが「本質」を追求した家にとって重要な要素になることは間違いなさそうです。
2月15日
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