クラシア

COLUMN

【 工務店さん不動産会社さんとともに住宅業界を盛り上げる 】その298

2021.3.22

工務店支援

工務店さんの新たなビジネスモデルを考える ★その72
固定費を削減することを考える ★その3
現場に行く回数を減らせられれば、固定費につながります。
ただ、現場は人の目で実際に確認することが最も有効だと思っていますが、あえて、ここは置いておいて進めたいと思います。
現場で行うことを現場ではなくオンライン化に置き換えることを考えます。
・進捗状況の確認
・納まりの確認
・品質管理
と、大きく3つに分けてみます。
この中でオンライン化でも大丈夫そうなのは、進捗状況の確認が一番ではないでしょうか。
映像で見ることができれば、クリアできると思います。
次に、納まりの確認ですが、これも半分くらい大丈夫そうかと思っています。
納まりを確認するときに、私自身大切にしていることが、近くで見ることと、離れてみることを両方行うことで、離れてみて、ぱっと見、大丈夫か否か、瞬間的に判断することがあります。
ぱっと見判断は経験値の積み重ね的なとことがあり、直ぐに出来ることではありませんが、何かおかしいな、何か変だなと肌感覚で検知したりすることがあります。
カメラをアップにして、それからひいてワイドにすることは大切な確認方法なのですが、映像確認だけと比較して現場に居るからこそ感じ取れる匂いがあるので、オンライン化の可能性は半分くらいと考えます。
最後に、品質管理ですが、これも納まりと同様なこと、プラス、質感であったり、肉眼でしか見えない奥行き感といったところ、 いちばん大切なことは、映像の場合、画面に写っている範囲や拡大縮小の操作を確認したい本人ではなく、他人が行っていることで、確認する当事者の経験値からきている確認すべき目線を確保できないことです。
いくら、カメラやモニターの解像度がよくなっても、現場を再現することは不可能だと思いますので、品質管理においては、部分的にオンライン化しても、リアルとの併用でない限り、その品質レベル確保は難しいと思います。
明日はオンライン化とリアルの併用についてより掘り下げてお伝えしていきます。