コラム COLUMN
【 工務店さん不動産会社さんとともに住宅業界を盛り上げる 】その530
2021.11.10
既存住宅の流通促進を阻害しているもの★その4
分譲住宅の方が既存住宅の流通には適しているかと思われがちですが・・・
と昨日、お伝えしましたが、
万人受けするものではあるとは思いますが、
建物仕様の明確化、品質管理体制、各種エビデンスの整備などが課題かと思われます。
一般的に分譲住宅は建物コストを抑えて建築することを考えると、
品質管理体制、各種エビデンスの整備などに課題が残るとも思われます。
既存住宅の建物評価を行うには、このあたりが整備されたうえで、
現物建物の使用状況、劣化状況、メンテナンス状況、不具合の有無などを調査、査定することになってきますので、
そのすべての条件を満たして、適切な建物評価ができるものだと考えます。
自動車で言えば、「整備記録簿(メンテナンス状況)+現物評価」と同じことだと思います。
どの建物も公平な比較検討をすることを前提と考えると、これら全てが必要になってくるはずです。