コラム COLUMN
【 工務店さん不動産会社さんとともに住宅業界を盛り上げる 】その531
2021.11.11
既存住宅の流通促進を阻害しているもの★その5
建物の品質証明が不十分なことがあげられます。
建築材料の材料証明書などの整備です。
全ての部材において、どんな材料なのか、どんな品質なのか、
使用部材のリストを作成しているか否かです。
大手メーカーは行っていますので、使用部材が明確です。
もし、不具合が発生したり、材料のリコールが行われたりした場合、
使用部材がリスト化されており、明確ならば、
リコール対象なのか、対応手法など、短時間で対策が見えてきます。
建築材料のリコールは過去、発生していますので、重要かと思います。
材料証明書等はメーカーや納材店から入手できますので、
それを工務店さんがリスト化することになりますが、
毎回違う材料ということも少ないと思いますので、
一度、整備すれば、物件ごとに異なる部分だけ、変更すれば良いと思います。
戸建て住宅の使用材料リスト、材料証明を整備することが着実に増えてきています。
今後の既存住宅流通促進には重要な要素であるにほかなりません。